上方落語『桃太郎』

上方落語に『桃太郎』という噺があります。どんな噺かというと、童話の「桃太郎」をネタにして、こましゃくれた子供が父親を言い負かすというもので、中身については以下のページを参照。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6684/momotarou.html
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug164.htm

軽い噺なので、前座、二つ目が主に演じるといったところでしょうか。子供が父親を言い負かすやり方に、演者によって色々と変化が付けられ、桃を持って帰ったところで、「警察に届けなければ、窃盗の罪で懲役何年、もしくが罰金幾ら」なんて突っ込みをいれるのが三遊亭楽太郎の演じ方だったかな?

話は変わって、上野本牧亭閉鎖直前での立川談志独演会でのこと。立川談志が、噺のまくらというか長い雑談で、この『桃太郎』をもとにして考えている噺ということで…。

世代は替わって、こましゃくれた子供が父親になり、言い負かされた父親が爺さんになって、爺さんが孫に「桃太郎」を話すことに…
爺「昔々、ある処に…」
孫「…それで?」
爺「良いのか?昔、お前のお父さんは、ここで『昔々って何時のことだ?ある処って何処だ?』と聞いてきたんだぞ」

(書きかけ)