購入したもの

吉田秀和作曲家論集〈5〉ブラームス
吉田秀和吉田秀和作曲家論集(5)ブラームス』(音楽之友社)
さすがにCDを聴いているだけではなんなのかなぁ、といったところもあったので購入。まぁ音楽用語がさっぱりですから直ぐに理解することも無いでしょうが、この手の評論集を読んで気をつけないとなぁと思うところも…。
とある業界でも名のある偉い方(仮にA氏)が欧州にいった際、その地で若手のB氏の家に寄る機会があったそうです。そこでの雑談でA氏がモーツァルトの楽曲について色々と語って機嫌良く帰られた後、B氏がA氏の造詣の深さに感心していると、西洋音楽を専攻していたB氏の奥さんが吐き捨てるような感じで「あんなの(ある文芸評論家)の言っていることのパクリよ!」と言ったとか。
今のところは指揮者による演奏の違いを聴いて楽しんでいるといったところですが、変に評論を読み始めたら、「教養(今となっては死語に限りなく近そうですが)」と容易に結びつきそうですからねぇ。「この一節には悲しみが表現されている」なーんてことを言い始めたら、これまでの自分でなくなるような、なんかヤバそうな気がしています。