『Nip/Tuck』

昨年12月あたりから放送が始まった『Nip/Tuck*1』を何も考えずに見る。写真はドラマの主人公の二人で、左がクリスチャン(ジュリアン・マクマホン)で右がショーン(ディラン・ウォルシュ)。二人でマイアミで(美容)整形外科の病院を共同経営しており、主人公達の周りのトラブルや整形手術に関わる患者の悲喜交々と描く、といった話かと。設定としては、クリスチャンは根っからのプレイボーイで、病院の同僚をはじめ数人の女性と関係があり、ドラマの中でセックスしていない回は無いといった有様。その女性関係が原因のトラブルも多かったりする。反対にショーンの方は根っからの真面目、傍目には良き夫、良き父親といった感じなのですが、奥さんの方がなんか冷め気味といったところ。しかもこの奥さん、過去にクリスチャンと関係があって…、といった具合で設定に何とも悪趣味なところがあります。しかしクリスチャンの腰を振っているシーンを見てもお笑いにしか見えず、基本はブラックなコメディかな、と思います。

ところで悪趣味といったら、整形手術シーン。ロック系の音楽が流れる下で行われるのですが、生理的に結構堪えます。個人的にこの手のグロ系のシーンのショック度を並べて見ると

『Nip/Tuck』>『CSI:Miami』>『CSI』>(超えられない壁)>『Crossing Jordan』

となります。『CSI』シリーズの遺体解剖シーンも堪えたところがあったのですが(最近は慣れてきたかな?)、『Nip/Tuck』の整形手術シーンに比べたら…。脂肪吸引なり、顔面整形なりって、どうして生理的に堪えるのでしょう?それに比べたら『Crossing Jordan』(これも検死官が主役のドラマですが)の遺体解剖シーンのチープさ加減には、何か笑いが出てきます。